日向市塩見の小原地区に、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類のホタルが見られる所があります。中でも道沿いの杉林に生育するヒメボタルは見応えがあります。数100匹のヒメボタルが出現します。実は10年くらい前に、この地に貝類(主にアサリ…)の研究のため居を構えられた山口先生(琉球大学を最後に定年退職された)が、家のそばで初めてここのヒメボタルを見て、びっくりされたそうです。その時は、1000匹以上のヒメボタルがいたそうです。先生は、ゲンジボタルとヘイケボタルも観察され、ゲンジボタルは、自分で産卵・飼育をされ、地下水を引いた、家の水路に放流され、ゲンジボタルもたくさん飛ぶようにされていました。ところが、残念な事に2年前、病に倒れられ亡くなられました。今はその家に、息子さんが住まわれてますが、昨年から門高で育てたゲンジボタルの幼虫を放流しています。今年も、3月20日に100匹の幼虫を、カワニナと一緒に放流しました。その後上陸幼虫も観察できたという報告があり、5月には成虫が飛ぶと思います。
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